第1章

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「神田くんは、そう思うかもしれないけど、俺、神田くんがさりげなく黒板消すの手伝ったり、周りに空気が悪いとき、明るく振舞って場を和ませようとしたりするのとか、知ってるから、そういうことって、人の気持ち考えられる人じゃないと、できないことだと思う」 桜木にはっきりと断言され、たじろいだ。 黒板を消すのを手伝うのは、ただなんとなくだし、他人といるときに明るく振舞うのは、何か揉め事が起こるのが、めんどうだからだ。 周りに気を配ってるわけじゃない。
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