第2章

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一時の感情。 俺の桜木に対する気持ちは、一時の感情なのだろうか。 ついこの前まで、何の気にもとめない相手だったのに、自分に好意を持っているとわかった瞬間、こんなにも気になってしまうなんて。 「桜木クン、今日の放課後、更衣室で待ってる」 廊下ですれ違いざまにそう伝えると、桜木は小さく頷いた。 とにかく、桜木と話したかった。
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