第2章

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俺は、桜木が、欲しいんだ。 「桜木クン、好きだ」 目の前の桜木は、何が起こったのかわからないような顔をして、きょとんとしている。 「それってどういう・・・え?」 「俺、桜木クンといると安心する。一緒にいたい。だから、付き合ってくれない?」 考えなしと言われてもいい。とにかく、自分がいま感じている感情を、伝えたかった。 ただキスしたかっただけではない。 抱きしめて、自分のものにしたいと、思った。
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