第1章

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「ぜ、全部、き、聞いて…?あ、その、あ、の、俺…」 桜木は、この世の終わりだとでも言うような表情をしながら後ずさる。 どうやら、桜木は頭の中が真っ白になって、言葉が出てこないようだった。 「手紙よりも、自然に打ち解けるのが一番じゃないかな、桜木クン。」 桜木はまだ何も言えず、しかし何か言いたげに口ごもる。
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