第2章

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携帯をソファに放り投げ、ため息をつく。 すぐに返信が来ないことが、気になって仕方ない。 やっぱり、今日の今日だし、迷惑だったのかもしれない。 そんなことを思いながら、その後も、同じようなやり取りを繰り返し、ようやく桜木から返信が来たのは就寝前だった。 『返信遅れてごめん。メールありがとう。次の休みは、空いてるよ』 最後の文字の後についていた、笑顔マークの絵文字を見て、ほっとする。 どうやら、迷惑ではなかったみたいだ。
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