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というのが、今週の始めの出来事であり、大体予想はしていたが、案の定桜木は学校を数日間欠席し続けている。
彼にとって、俺に気持ちを知られたことは、それほどショックな事だったと、察することはできる。
でも、逃げられていたのでは、俺の好奇心は満たされない。
俺にとって、桜木は、真面目でおとなしい単なるクラスメイトだ。
覚えがあることと言えば、初めて彼を見たとき、中性的な顔立ちをしている為か、
女みたいだ、と思ったことくらいだが、すぐに自分が通っている高校は男子校だということを思い出した。
純朴そうで、恋とは無縁のような、桜木が、まさか男が好きだとは、思いもしなかった。
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