第1章

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東京に出て、二つだけ予想外のことがあった。 蛇口をひねる。 そこには透明で無色の液体が流れている。 仄かな甘い香りがする。 弁爺がなんでそんな嘘をついたのかは分からない。 だが、蛇口からは出てくるそれは、 間違いなくりんごだった。 そして、2つ目。 東京には、 りんごのような人達で溢れていた。
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