蘭丸の信長への健気な気持ちと信長の一途な気持ち

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あれは、おらんだ。おらんが来た~。 「信長様なにか、ご用でしょうか?」 「あ、あぁ。寝付きが悪くてな、一緒に寝てくれんか?」 「そ、そんな僕が信長様と御一緒に寝るだなんてめっそうもないです。他の小姓と寝てはどうでしょうか?」 「おれは、おらんがいいんだ。おらんじゃなきゃ、ダメだ」 「で、ですが………」 「ダメなのか?」 「わ、わかりました。で、ですが今日は何もしませんよ。それでもいいんでしたら御一緒します」 うー。おらんに、なにもしないのは難しいな。でも、我慢しなきゃ、おらんに嫌われる。 「おう。何もしない。約束する」 「わかりました。では、寝ましょう」 「おう」
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