イケメンパニック

1/37
前へ
/37ページ
次へ

イケメンパニック

春一は、腕の中で鈴音をさんざに鳴かせた。 なかせて、鳴かせて、そして泣かせて……。 「もう許して」 と、涙を流す鈴音に、春一は仕方なく鈴音を解放してやる。 鈴音とふたりきりで訪れた温泉旅館。 今夜という時間が永久に終わらなければいいと願ってしまうほど、幸福で濃密なふたりきりの刻。 春一はとても幸せだった。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

120人が本棚に入れています
本棚に追加