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久々に目を開けたら、どこからかピンクのオーラがただよっってきました。
なにか嫌な予感がして恐る恐るそちらを振り向いてみますと…
なんたる悪夢。
魔王様が復活されていました。
いえ、それ自体は悪夢でもなんでもなく嬉しい、喜ぶべきことなのですが…
問題はそこではなく、愛しい魔王様をたぶらかしたどこぞの馬の骨とも言えぬ男が魔王様の膝の上に座っているということです。
あぁ、また邪魔者ですか。
魔王様の右腕になるためにいままでさんざん苦労してきたのに、まだ現れるんですか。
邪魔物は排除し、魔王様に害をなすものは消滅させ、私だけの魔王様にして来たのに。
え?
何をしたのか、ですって?
それは企業秘密です。
でも…ふふふっ、私の苦労のかいあって、この城にいるのは私と料理長、使い魔一人だけとなっております。
魔王様は、誰にも渡しませんよ?
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