1 猫

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「ん、龍一、ダメよ」 美百合の胸元に顔を埋め、足の辺りをモゾモゾと動き出す龍一の長い指に、美百合は文句を言う。 龍一は頭をあげ、 「ダメ? 何が?」 問う間にも右手は、美百合の太ももをなで上げている。 美百合の敏感な所にそっと触れると、 「あん」 さっそく反応した。 それでも、 「ダメったら、ダメ。龍一ってば熱があるのよ」 まだ美百合は抵抗するので、 「だったら、俺を挑発するような声を出すな。誘っているようにしか聞こえないぞ」 意地悪く言ってやると、 「だって龍一が――」 ごちゃごちゃ言うから、今度は、美百合のじゃじゃ馬おっぱいを、キュッと強く噛んでやった。 美百合は、 「……んっ」 声を出すまいと、自分の手のひらで、自分の口を塞ぐ。 固く目まで閉じた。 龍一の思惑通りとはいえ、あまりにも素直な美百合の反応に、龍一は、思わず笑った。 これでは、いたずらを続けてくれと言わんばかりではないか。 龍一は遠慮なく、より濃厚な愛撫を再開する。
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