ー第一章ー

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あ、俺も含めて全員オタ系だけど俺の指示によりブルーベリー食ってるから全員視力だけは良いんだぜ。 ラッキースケ、ごほん。決定的な瞬間を見逃さない為に日々努力しているのであります。 そして美少女といつどんなイベントが起きても良いように身だしなみにもそこそこ気を付けている。まあこれは玲が言い出したんだがな。でも確かに美少女と出会っても身だしなみがアレだったら恋愛フラグとかの問題じゃないもんな。 しかしこう思い返すとアレだな。むさ苦しいな。ホント、男しかいねぇ。いやまあ二次元美少女も居るけどさ、けどさ、どうせなら三次元の可愛い女の子とも一緒の部活になりたいなーって。 そう、二次元の女の子は部員じゃないからね。流石に許可出ないもん。 だから部員は男だけ。むさ苦しいよ、運動部に比べたら全然マシだけどね。 そんな割とどーでも良い事を考えてると 宗がダラけながら何か訴えて来た。 「健ー、最近面白い事無いぞー」 「知らん、飽きるまで幼女でも見てろ」 「オレ、死んでも目を離さないけど大丈夫?」 「いや、大人しく死んどけよ」 そこで玲も混ざって来る。 「心配無い、俺様が綺麗に斬り伏せてやろう」 「お前に斬られる位なら幼女に踏まれて死にたい」 話が物騒な方向に向かってら。 まあこんなのは日常茶飯事、みんなもこんな感じだろ? それは置いといて、ふむ...。 「そんな暇なら二次元なり異世界転移なりする方法でも考えとけよ」 「鬼才現る」 「貴様が天才か」 こいつら馬鹿だ。そもそも馬鹿しかここには居ないんだが。 「まあ代表的な方法は魔方陣描いたり怪しい扉に入ったりクローゼットの奥に入ったりかなー」 「残念ながら今試せるのは魔方陣だけの様だがな」 「自分で言っておいてあれだがお前らやる気満々だな...」 「男ってのはロマン(幼女)を追い求める生物だろ?」 「そうだ、ロマン(刀)は大切だ。むしろロマンを抱いて無い男は男では無い」 「...一理ある」 自分の口角が上がるのが分かる。 俺も馬鹿なようだ、知ってたけど。 とは言え具体的な方法がある訳でも無く、どうするか三人で相談していた時、宗が思い出したかのように言う。 「そう言えば...ここ最近、近辺で行方不明事件が増えてんじゃん。被害者も気になるしワンチャン異世界転移とかの可能性あるんじゃね?」
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