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床に大きな血だまりが拡がり、カネケンが弱っていることに気が付いた。
「あれ?カネケン?大丈夫?」
カネケンが目の前で弱々しく丸まっている姿が、驚くほど愛らしかった。
「すげぇな、俺。さっきオナニーしたばっかりなのに」
弱弱しく横たわるカネケンを見ていると、今まで感じたことのない好奇心が湧いてきた。
血だまりの中で丸くなっているカネケンの前に回り込み、覗き込むようにして包丁を見た。
包丁の柄の一部しか見えなかったが、そこから血が出ているのは確かだった。
僕は溢れるような好奇心を満たすべく、カネケンの両脚首を掴み力いっぱい引っ張った。
「がぁぁぁあぁぁ!て・・・てめぇ・・・ぐっ・・・」
脚が一気に伸びたが、上半身は丸まったままで必死に包丁が動かないように押さえていた。
横になろうとするカネケンの脚をしっかり両脇の下に挟み、仰向けになったカネケンが抵抗できないようにそのまま腰を落とした。
最初だけカネケンは抵抗したが、すぐに力が抜け両脚を大きく拡げられた状態のまま仰向けになった。
「こうゆうのを『虫の息』っていうんだな。すげぇ・・・はじめてリアルで知った・・・」
僕は膝をついて、ゆっくりカネケンの姿を観察した。
苦痛に顔をしかめ、恐怖に押しつぶされそうになっていながらも反抗するカネケンが愛おしく、また憎らしかった。
苦痛に歪むカネケンを見ながら、これ以上ないと思えるほど興奮し、そのまま一気にお腹に刺さっている包丁の柄を握りしめて引き抜いた。
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