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中学生
中学生になると精神疾患や幻聴、幻覚に関する本を読み漁った。
とくに『統合失調症』に関する本は気になる内容が多く、医学書を含めできるだけ読んだ。
部活の後は駅前の本屋に行き、少しでも気になった本は片っ端から立ち読みをする癖がついた。
高価な専門書が多かったので小遣いを貯めて、どうしても読み返したい本を厳選して買った。
それが高校を卒業するまで続き、部屋の本棚は誰が見ても気持ち悪がるような本で埋め尽くされていった。
ネットでも気になるサイトは隅々までチェックして、自分と似た症状を見付けると、そのサイトに書かれている内容をハードディスクに保存した。
しかしネットでいくら情報を集めても、読み返すことがないとわかり、途中からすべて出力してファイルをつくるようにした。
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