第1章

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…お、戻ってきたな。 「結果はどうだった?」 電「18分なのです。」 …長いのか短いのかわからんな。 猫吊るし「それなら睦月型ですね。型落ちですが、燃費がいい駆逐艦です。」 駆逐艦と言われ、”産廃”ニーズヘッグ級駆逐艦を思い浮かべる。…いや、先入観を持つのは止めよう。 猫吊るし「今ので任務も終了したので、報酬を受け取りましょう。」 「任務?そんな物、受けた覚えが無いんだが…。」 猫吊るし「今回は勝手にやっておきました。基本的には任務に従って動いて下さいね。初級講習も兼ねているので。」 なるほど…そういうものか…。 猫吊るし「ああそうだ、任務担当も紹介しなくてはいけませんね。…大淀さん、入って来て下さい。」 猫吊るし殿の説明中にタイミング良くノックされる扉。黒髪眼鏡の女性が入って来る。 大淀「ご紹介のあった軽巡洋艦大淀です。艤装が無いため戦闘はできませんが、任務の管理を担当させていただきます。以降宜しくお願いします。」 「こちらこそ宜しくお願いする。それで、任務をやる際はどうすれば?」 猫吊るし「彼女に一任してしまって大丈夫ですよ。なにせプロですから。」 そうか、一任するのは一抹の不安があるが…今の私はどうせ木偶だ。大人しく従おう。 大淀「次は『はじめての「開発」!』ですね。艦娘の装備を開発します。 …いや、訂正しよう。頼りになる。 「開発はどうすれば?」 猫吊るし「こちらも秘書艦に指示を出して代わりに…ですね。開発も注意点があります。」 猫吊るし「消費する資材の種類等は同じですが、これは当てずっぽうでは目的の物はまず開発できません。」 …つまり、レシピがあると? 猫吊るし「その通りです。…これが数多の提督が屍を積み上げて生み出したレシピです。無くさないで下さいね。」 電「き、気をつけます!」 猫吊るし「因みにこれも提督の実力で開発できる物が変わるみたいなので、暫くは10/10/10/11で根気よくやって下さいね。」 兎にも角にも実力が必要、と。 猫吊るし「評価20まで行けば大体の物ができるので、まずはそこを目指して頑張って下さい。…ではまたついてきて下さい。」 電「はい、なのです!」
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