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夢を見た
「・・・ひっく・・・」
小さいころよく泣いていた私
でもそのたびに、彼は優しく私に言う
『奈々、泣かないで?奈々は笑顔が可愛いんだから』
優しく笑いかけて、頭を撫でてくれる
幼いながら、この瞬間私はいつも
あぁ、この人が好きなのだ
そう、何度も実感していた。
ピピピ・・・
無機質な音が部屋に鳴り響く
私は眠い目をこすって開ける
・・・ぼーっとする・・・
今日は学校があるのに
早く起きなきゃ・・・
そう思いつつも体は動かず、ベッドの上で座っている
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