両片思い

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そのあと、桐生は走って、部活に向かっていった 私は、一つため息をついて 前を向くと 孝君の車が止まっていた あっ・・・来てたんだ 私は、あわてて孝君の車に乗る 「ごめんっ、遅くなって・・・」 私がそういうと、いつもより表情の硬い孝君がいた 『いや・・・』 孝君はそういって、ずっと固まっている 「孝君??」 『・・・さっきの男さ、誰?』 いつもよりだいぶ低い声 ・・・なんか怒ってんのかな 私は、焦りながら 「クラスの男の子だよ?」
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