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しかし龍一は、 「なんだ、それで誘っているつもりなのか」 妖艶に微笑む。 「まだだ。もっと乱れてみせろ」 そう言って、三度目、美百合の中心にキスをした。 けれど今度は、加賀見の位置からでは龍一の顔は見えない。 深く、まるで沈み込むように頭を埋めている。 「やぁっ、ああっ……、そんなに強く、やあっ……」 どんな風に蠢いているのか。 そして、 「もうダメぇ、あっ……」 美百合は痙攣のように体を震わせ、 「ああーっ!」    ――達した。 龍一の舌で絶頂に連れていかれ、 背中を仰け反らせ、顎をあげて、豊かなおっぱいをぶるんぶるんと揺らす。 美百合は、頂点にのぼりつめたまま、その場所で恍惚の波に揺さぶられ続ける。 半開きになった唇からは、充血してベニヒモノキのようになった舌がなまめかしく動き、ハイビスカスのように咲いた体が、ざわめくように妖しく開いた。
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