#04

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 その日は朝から天気が良くて、カーテンの隙間から漏れる一筋の日射しが彼の背中を照らすので、外に出ようと思いついたんだった。 「こんなに晴れてるのに家の中でこもりきりって、つまらないよね」  目隠しをされて両手を手錠でベッドに繋がれた彼のうなじを撫でると、少し汗ばんでいた。  そのまま身体の曲線を確かめるように背骨の上をなぞり、臀部へ内腿へ手のひらを滑らせる。  なめらかな皮膚の下に詰まった肉の感触を愉しんでいると、彼はもぞもぞと身体を動かし手錠を引っ張る。  外せないことなんてわかってるくせに。  朝からこうやって少し構っては放置の繰り返しで、焦らされて少し怒っているのかもしれない。
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