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小さいときから、いろいろな物や生き物の音や声が聴こえている感覚がありました。
幼少のときは、そのような感覚があった方、多いのではないでしょうか。
たとえば、蟻が歩いている様子は、「てぃんてぃこ てぃんてぃこ」。そうした音が鳴っているのです。
太陽は当然、「サンサン」。これは私の中では、世界中がそう捉えていると思っていたくらいの当たり前のことです。
何歳のときでしたでしょうか・・・。五歳から八歳ごろのことだと思うのですが、ある日、エスカルゴ料理を食べたときは、そのエスカルゴたちが不幸な生い立ちを語るので、悲しくなってしまい、食べるに食べられなくなってしまった覚えもあります。
「かたつむりが、かわいそう」と言い出して、すっかり泣きそうな雰囲気でいたのではと・・・自分のことを記憶しています。
猫や犬など、動物とは人間の言葉に変換せず、彼らの言葉で通じあう感覚を覚えて今まできました。
それはいまでも、そういった感じです。街ゆく皆さんのペットに、だからとても好かれる、といったことが重なるのです。
「あらあ、不思議です。うちの子、すごく人見知りなのに・・・知らない人にこんなにしっぽを振るなんて、本当にびっくりだわ~」
飼い主さんが不思議に思うくらい、犬や猫にしたわれることが、重なってきました。これは今でも、続いています。
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