それは、排他的ブルー

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 逃げ惑う連中をよそに、急いで絵を描く準備をし描き始めた。  深い群青色の上に浮かぶ無数の青。その中に浮かぶ無数の白い靄。  青い炎のようにゆらゆらと蠢き俺に近付いてくる。  恐怖なんてどこにもない。  ただ、あるとすれば・・・それは、排他的ブルー。
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