それは、排他的ブルー
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小さな入江の小さな民宿。創作ホラーの輪に加わることもせず、開いた窓辺に座り夜の海を眺めていた。 窓から入る潮の香り、波の音。それを全身に受けながら次に描く絵画の世界を模索していた。 「圭介ぇ。つまんねぇってなんだよ。つまんねぇって」 「つまらないから、つまんねぇって言ったの」 海を眺めながらそう言った。海がほんの少し、生臭い空気を運んだような気がした。
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