それは、排他的ブルー

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「ねぇ。なんか昼間よりも海近くない?」 「そりゃあね。満ち潮だからね」 「満ち潮って何?」 「えっ?満ち潮を知らないの?」  明かりは懐中電灯と空の月。コイツらの会話を聞いているよりもよっぽど海を眺めている方が楽しそうだ。  そう思い海に目をやった。 「ねぇ。アレ・・・何?」  一人の女子がそう言うと全員が海の方へ目をやった。
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