第1章

2/5
前へ
/5ページ
次へ
お父さんのお弁当 私、恵麻(エマ)の両親は、アニメが好きです。 それはもう、両親とも子供のころから生粋のアニメオタクだったために、お父さんは会社で‘博士’などと呼ばれたりしている。 今回はそんなお父さんの話をします ‐‐‐‐‐‐お母さんが朝早くからボランティアに出かけるため、お父さんがお弁当を作ることになり…すごく不安ですが、当時中学生だった私はロクにご飯も作れないので、しぶしぶお父さんに任せることにしました。 「エマ今日お弁当箱ちがうねー」 「う、うん」 朝、キャラモノの包みにくるまれてた時点でやばいと感じたけど、異臭…中身を見なくてもわかる。あのお父さんのことだから…いや、学校に持っていくお弁当だし手加減(?)してくれるだろう。よし。 ええいヤケだ!この際二次元ツインテメイドでもBLでもどんとこい! 『MG 1/100 千式 ver.Ka』 どうやって作ったのか。そして朝何時に起きたのかすごく気になった。もしかしてこの金メッキ部分は金箔…? 「エマ?」 「JCにガン〇ラのキャラ弁渡すなよッ!!!」 ‐‐‐‐‐そのころ、お父さんの会社では 「超時空要塞マク〇スですか。懐かしい」 「はは、気合い入れすぎちゃいましたよ~」
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加