ふわり

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赤ずきんはワインを指しました。 「わたしはあのまま、あの毒薬を飲んで死ぬことになっていたのよ」 「そう、そのはずだった」 「毒だらけのわたしを食べるのはあなたよ」 「そう、…いや待てよ。なんだって」 少年はぶるりと震えました。…なるほど考えられた策略です。赤ずきんは感心しました。
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