交代について

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交代について

私達は、外(現実世界)と中(精神世界)を行き来しています。 それを私達は交代と呼びます。 まず第一に必要なことは、交代相手との連携。 うちの場合は交代を求める人格が申し出てきます。 その後、外に出ている人格が全ての状況を考慮したうえで 交代の承諾を出します。 (運転中、仕事中など、外がバタバタとしている状況ではできません。) その後、承諾が出た人格は外に出る準備をするのですが、 ごめんなさい、ここは言語説明が不可です。 そして交代する外の人格はなるべく静かな場所、動きがない場所で 静かに目を瞑ります、これで交代の準備が整いました。 後は中から外に来る人格が前に出て来ると、入れ替わりで交代となります。 私達の場合連続の交代は身体への負荷が大きいためできません。 時間をおいても、一日の交代はできて3、4回ぐらいです。 それ以上を越えると、倒れます。 ※上記したものは、全て私達の場合です。 人によっては、交代するための部屋があったりするなど様々、 交代方法などに決まった定義はありません。 よく言われるのは、交代をすると顔つきもまるで違うそうです。 私達が認識していることは、体の使い方がまるで違うこと。 握力、筋力、体力、歩き方、声など全てが変わってきます。 なのでバレることも割と多いです(何度かバレました。 この他、イレギュラーな場合もあります。 勝手に交代してしまう現象。 私達は、体調が悪い時等、無意識のうちに交代してしまうことも。 この場合は厄介なもので、交代が出来ない場合が多いです。 よって、外で生活をする能力がない子ども人格なども外に出てしまうと 戻れないため外でしばらく過ごすしかないことになります。 中からの声かけで全力サポートをするのですが、さすがに疲れます。 これが交代、というものでした。
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