体の命と魂の命

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体の命と魂の命

私達には、不意に命の終わりが来ます。 それは生きていれば誰でも同じことです。 しかし、私達の終わりには原因がありません。 死ぬんじゃなく、心臓が止まる訳でもなく、 “ただ突然消えるだけ”なのです。 急に、何の前触れもなくまるでシャボン玉のように。 だからこそ、私は日々不安なのです。 今私が消えたら外で生活できる人はいない。 だったらこの体はどうなる、こいつらはどうなる、 そう考えると、日々心配でなりません。 正直、自分の事でさえ10年眠って また目が覚めるとは思っていませんでした。 この病気はまだ解明されていない部分が多いそうです。 まぁ実際私達は病気だと思っていませんが。 だって病気だと認めてしまったら、私達そのものが 病原体、ということになってしまうでしょう? 医者には色々といわれています。 精神科の方では、治療は出来ないこともない、 しかし失敗すれば人格は増えるだろうと。 まぁ他にも精神病の診断は受けてますはそれはまた今度。 体の方では、脳機能障害や甲状腺の病気を疑われ、 挙句に心臓病、呼吸器にまで疑いがあるとのこと。 医者にはいつ何がお起きてもおかしくないと言われています。 まだあんまり外で生活していませんが、 生きているとやっぱり誰しも色々あるものですな。 ただ、こうなったことで気づけたものもありました。 ごく普通に行う当たり前がどれだけ幸せなことだったかと。 当たり前に感謝できるようになったことは、得でした。 では、また次回。
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