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恭矢---
嵐はいきなり来るもんだなと
目の前でイチゴミルクを飲んでるガキを見つめていた
「うまいか?それ…」
「………」
返事はない
顔が少し上下したから
たぶんうなずいたんだと思う
向かいのソファーに座り
ストローをくわえたままじーっと俺を見ているから
俺も負けずにガキを見返している
「なあ…もういいだろ…俺の顔見たんだしさ 帰れよ」
「……やだ!…」
さっきとは違いブンブンと首を振り
はっきりと意思表示をするガキ
かわいくねえな
そしてまたガキとにらみ合いをはじめたら
ピンポーンと来客の知らせ
ヤベえ
今日約束してたな
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