遠きｶﾅﾀより導かれて～鳳凰編：１～

第1章～選ばれし者たち～

～鳳凰神、宇喜多直家～

神の力を得て鳳凰神となった宇喜多直家は、鳳凰神の化身となる人物を探し求めていた。

そして遂に直家は見つけたのである。

『この者たちならば妖魔鬼神によって作られし妖魔勢力に圧迫される尼子家を守るため智恵を絞り出し奮闘する剛志や官兵衛。そして尼子に従う将兵たちの最良の援軍となろう』
そう鳳凰神こと、宇喜多直家は呟いた。

そして、直家は見つけ出した自らの化身となる者たちのもとへ、戦国の世から430年近い未来、現代の平成27年(2015)へと、鳳凰神は旅立ったのである。