保健の先生

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「ナル君、大丈夫!?」 ウェンディ。僕は大丈夫だよ。 「ナル!しっかりしろ!」 冥。僕は君の声も聞こえているよ。 嗚呼、体力不足って実感… 「<タレント>に体が慣れるまでは 疲れ易いんだよ」と言った理ノ家の 言葉を痛感した。 大丈夫な時も、大丈夫って言えない。 心配はかけたくないのに、 心配させてしまう。 想像では上手くいけるのに、 実際やってみたら上手く出来ない ようなもどかしさがある。 僕は何分もの間、モヤモヤとした もどかしさを味わってしまった。 こんな事になるんだったら、 昨日の夜はちゃんと修業していれば 良かったな。と今更ながらに感じた。 「後悔先に立たず」 今の僕にピッタリな言葉だ。 そのもどかしさ地獄はいつ終るとも しれないから、余計に質(たち)が悪い。 僕はかなり休んでいるから、 「元気だよっ!」とみんなに伝えたい。 出来る事なら、心配をかけて 「ごめんなさい」って言いたいよ。 体が動くならば、こんな僕の 側にいてくれて「ありがとう」の 感謝の気持ちを込めて みんなをぎゅっと抱き締めたいよ。 そう、出来るならば…
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