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場所かわり、キッチンに到着ー。
あんまり長くサク、キクをキッチンに包丁を持たせたまま居させるのは悪いと思った為、お兄ちゃんを甘い物で釣って来た。
ついでにアズは大丈夫。
なんでお兄ちゃんが長い時間再起不能なってるかって言うと、トマトが嫌いな方がトマトがグロくなるトコロ見てしまった為に深く強くトラウマに埋め付けられたみたいです。
左にアズ、後ろにお兄ちゃんがいる。
「サク、キク、お兄ちゃん達がいない間怪我とかしなかった?」
「……ん。」
「大丈夫。なーねーも十八達の子守大丈夫だった?」
「別に大変じゃないし大丈夫だけど?」
サク、キクはいつも通りみたいです。
でも二人は強がりと、寡黙の為いつも通りを振る舞っている場合が多いので大変です。
「サク、キクも来る?」
右手を前に差し出す。
「別に大丈夫。」
ついでに、サクは強がりである。ホラーはソコソコ好きだけどグロい系は苦手である。ヤッパリ双子って似るんですね。
ホラーの時声が出ないくらい驚いてる時があります。苦手なら見なくていいと思うんですけどね?
「いい?」
キクは少しさびしかったみたいですね。
キクは本当は甘えん坊である。
ホラーとグロい系は大丈夫だけど、皆が近寄って居るので便乗して近寄って居る。
「いいよ。」
右手を前に差し出すと、ぎゅっと服を引っ張られる。
少し近くに寄らせて頭を撫でる。頭を撫でると、キクは目を細めて可愛い。
「サクも来る?」
そう言うと、アズが左手を前に出してきた。
すると諦めたように近寄って来て抱き着いて来た。
「別に。私が来たかったんじゃ無くて、アズ誘って行かなかったら駄々こねるからで、別に来たかったわけじゃなくてっ、」
アズが丁度いいタイミングで手を放してくれたので、サクの頭を撫でる。
「「大丈夫、言いたい事はわかった。」」
アズとダブる。これ以上言うと泣き出すってのがわかるのだろう。
「ご飯作るの遅れるし、もういいのっ。十八もさっさと作ろっ。」
サクは恥ずかしがり屋でもあるのでサッサと逃げてしまう。
お兄ちゃんを引っ張って、料理を再開してしまった。
「で、お兄ちゃん達は何作ってたの?」
「カルボナーラ、胡椒抜き。」
「「冷製トマトスープと海藻のサラダ。」」
グチャッってするのわざとしてたんですね。
「とりあえず、今度からミキサー出すからトマトを力任せに切るのこれから禁止。」
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