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「ん?」
「もっとこっちへ」
囁くように手招いて
自ずから身体を近づけるよう誘い込む。
「あの……ここに入り込むってことは……服は邪魔?」
「そうだね」
「脱ぎましょうか……?先生」
たとえ計算尽くだと分かってはいても
男の馬鹿な自尊心は満足させられ。
「ずいぶん、物分かりがいいな」
どんな男も
気持ちよく嵌りこんでいくんだ。
「……見ないで。恥ずかしいから」
あの子が
袖口のボタンを外すより簡単に。
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