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「浮気は病気と言いますからね。韓国でも同じです。する人は何度もするし、しない人は――たとえあなたみたいに引く手あまたの男でも興味すら示さない。もったいないね」
シウォンは和樹の変り身の早さに
目を丸くして苦笑を洩らすと。
「けれど一途過ぎるのも――ある意味病気かもしれませんよ」
不器用な僕を慰めるように
そっと肩先に口づけた。
「仕方ないんだ。出会ってしまったから……」
少女のように
可憐で華奢な身体つき。
だけどそこに宿った魂は
尖って
情熱的な
少年そのもの――。
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