episode160 救世主

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救われればラッキーなんだ。 どんな形にしろ。 扉が開かれ たとえ神でなくとも。 そこに誰かしら こちらに手を差し伸べる人間がいるだけで――。 「やっぱりこうなったか」 「……涼介さん!」 「おまえたちは何かやらかすと思ってたが」 名前の通り涼しい顔して あがり間に押し入ってきた椎名涼介は 「あまりにひどい有様じゃないか?なあシウォン?」 人の首を締め上げる和樹に 有無を言わせず一発。 「ウッ……!」 手刀を食らわせ眠らせた。
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