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救われればラッキーなんだ。
どんな形にしろ。
扉が開かれ
たとえ神でなくとも。
そこに誰かしら
こちらに手を差し伸べる人間がいるだけで――。
「やっぱりこうなったか」
「……涼介さん!」
「おまえたちは何かやらかすと思ってたが」
名前の通り涼しい顔して
あがり間に押し入ってきた椎名涼介は
「あまりにひどい有様じゃないか?なあシウォン?」
人の首を締め上げる和樹に
有無を言わせず一発。
「ウッ……!」
手刀を食らわせ眠らせた。
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