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それからは何もなく平穏に暮らしていた
そして久しぶりに族の仲間に会いに行ったとき要に言われた言葉
《殺す気か…歪んでる》
その何気ない言葉で全てを思い出した
父さんが殺されたこと
母さんに教えられた愛
その瞬間俺は…僕になった
つまり…母さんからの愛に
縛られた
それから道端に倒れていたアッシュを拾い調教した
僕にふさわしい
忠実な犬を
それから烈も忠実を誓った
もともと僕に好意を持っていた
その好意をがいつの間にか執着心へと変わっていることを僕は知っていた
僕はアッシュと烈に母さんにから教えてもらった愛を教えた
二人も理解してくれた
end
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