エピソード Y

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〓〓〓〓〓〓〓 新藤 ゆあ 14歳。 桜中学校、テニス部の二年生。 今は夏休み中でいつもの部活帰りだ あたしは疲れはてた形相で ラケットを肩からかけ 体を斜めにして重たくなった体を 家に向かい歩かせていた 「はあっーあっつぅーー」 同じ事を繰り返し呟きながら進む 「どうする?アイスでも買っていく?」 あたしの言葉を受け 隣にいる親友の友希(ユキ)が答える 「うーん。先輩にあうとやだし帰ろっ」 「だね。はーもうっ、なにっ、 この暑さーいつまで続くのよー! 友希とは小学生からの友達だ 一緒にいて楽しいし趣味もあう 二人とも漫画好きで、運動も好きだ 好きなだけで得意ではないんだけど… テヘッ で、同じマンションに住んでる もう仲良くならない方が不思議で 中学に入ったら友希に誘われるまま テニス部に入った 友希はテ二スの王子様に憧れてただけなんだけど 不純な動機で始まったオタク女子のテニス でも今は 部活に精出す 青春真っ只中のあたし達! でも部活だけだとフリーズするので… 休みの日は一日中お互いの部屋で 漫画を読み充電する♪ いつか少女漫画の様な恋をするんだろうねー と憧れを抱き漫画を読みながら キャーキャー騒いでる だが いつかは今日もない。 (笑)
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