第1章

3/12
前へ
/12ページ
次へ
最初は、汚かったが何日かけて綺麗にした。 その後、実家が呉服屋のかずちゃん(大北一也)が店で使わない生地を親から持ってきて床に敷いた。 遊ぶ時や宿題をする為に机が欲しかったので近所の大工さんに頼んでタダで作ってもらった。 秘密基地にしたらだいぶ充実していて家で居るよりはるかに楽しい。 「今日は、何して遊ぶ」 「ユウチャン(篠原祐樹)が決めてよ」 「かずちゃんは、いつも俺に決めさせるよな。」 「いいんじゃん。その方が楽しいし」 「賢君(柏木賢)は、どうする」 「俺もユウチャンが決めたやつでいいよ」 「賢君もかよ。じゃあ俺が決めるよ。」 少しの間どこで遊べば一番いいか考えた。 「……よし、山に行って虫取りしようぜ」 俺以外の二人は、明るく返事をした。 「じゃあ、お昼の2時にここで集合な」 3人は、秘密基地から降りそれぞれに家に帰った。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加