第1章

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恥ずかしくなり走ってその場から逃げ出した。 ある程度まで逃げると胸がドキドキしていた。 けど必死に走ってきたから胸が苦しくなっているのだと思った。 しかし女の子の顔を思い出したら顔が熱くなっていた。 「祐ちゃん、顔を赤いよ」 横から声が聞こえてきた。横には、かずちゃんがいた。 「赤くないよ。ただ走ってきただけ」 「絶対なんかあったんだ」 「何もないよ。早く行こう」 「怒ってるの?」 「怒ってないよ。」 「本当かな」 かずちゃんの質問に答えたくななかっので足取りを速くした。 二人は、秘密基地に着いた。 「賢ちゃんまだかな?」 「まだじゃない」 「二人とも遅いよ」 上から声が聞こえた。秘密基地に目を向けると中に賢ちゃんがいた。 「ゴメン!賢ちゃん遅くなった。」 「遅れたの祐ちゃんのせいだよ」 「そうなんだ。祐ちゃんしっかりしてよ」 「俺のせいじゃないよ。まぁ三人揃ったし虫取りに行こうぜ」
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