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ずっと、
これまで、
ずっと、
この女神像を探すためにあったのではないかと思うほどに。
最近のものでも、
価値がなくても、
どうでもよかった。
ただ、
女神の表情は、
どこか寂しげに見える。
ジョンは、
見つめる内に、
悲しい気持ちになっていき、
とうとう、涙が頬を伝った。
どうして、
涙が出るのか、
ジョンには全くわからなかった。
「……シーラ……」
ジョンは、
無意識にそう呟いていた。
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