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水深三十メートルの海底。
透明度は低く、
真っ暗ということはないが、
暗く、視界は悪い。
魚の姿もあまり見かけない。
ひたすら、海底を金属探知機で探知を続ける。
それまでは、
もっと浅い海域での探査を行っていた。
潜水時間は短くなり、
時間はより限られてしまう。
何の成果もないまま、浮上する。
ダイバーは、五人、
その内の一人、親友で、
海洋考古学の研究も行っているエドガーが話し掛けてくる。
「まだ、続けるのか?
そろそろ、資金がな…言いたくはないが、
私しか、こんな話はできないだろう」
エドガーの言葉には、耳が痛い。
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