第一章

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だが、ずっと、 このポイントを探したい思っていたのだ。 なぜだか、 自分でもわからない。 確証があるわけでもない。 ただ、 直感と言っていいのかもしれない。 莫大な金を注ぎ込んで、 勘任せなど、馬鹿げていると言われるだろう。 事実、エドガーとその妻には、大笑いされた。 それ以前に、 トレジャーハンティングなんてしている時点で、 色々と言われている。 そんな声に耳を傾けていたのではやっていられない。 その日の二度目の潜水、 やはり成果はない。 それがもう何日も続いていた。 このポイントに来て、 何も発見できていないのだ。
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