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た、確かこの辺だったはず。
「よーう、お二方朝からおアツいね」
きたー!救いの手の冬夜!
「と、冬夜!からかわないで!」
叉木 冬夜
俺の悪友で昔は良く二人でやんちゃしていた程の仲である。
髪は金でヘアバンドで格好良くキメている。
勿論制服は着崩してチャラけている。
「遂に春児も魔法士かー考えられねぇぜ。あんなに開花するのが遅かったのにな。」
この世界では全員が全員魔法士にはなれるわけではない、通常は10になる頃には軽い物を持ち上げられるのが普通だが俺は半年前にできたばっかりである。
「うっせ、入れれば関係ないだろ。」
すると、冬夜は鼻で笑って答える。
「十中八九学園の人は炎冥さんの弟として期待して見られてると思うぞー。かなり期待されてるんだろーなー」
哀れみの目で空を見る冬夜に正拳突きを見舞いする。
「イッテー!それはやりすぎだろ、いくら何でも」
俺達がバカやって夏鈴が笑う、これが俺達の日常だ。
すると、3人の足が止まる。
さて、入学式だ!
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