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霊感が強い職場の先輩に、今日は気を付けてと舞は言われた。
普段から、からかいの対象になる彼女ではあるが、今回のあの先輩のおどろおどろしい目が忘れられず、コンビニからの夜の帰り道、彼女は少し早歩きで帰った。
――あなた……。誰に何したの!
そう言われたのは初めてのことだった。
あまり覚えはない……はずではあるのだが、舞は思考を繰り返す。
しかし、何度考えても思い当たる節が全くない。
コンビニで見繕ってきた酒と弁当を広げて食べ始める。
食べ終わった後、残骸をおざなりにゴミ箱に突っ込み、舞は風呂へ向かった。
シャワーをひねる。
その横には、
舞が懇切丁寧に作り、
一生懸命念じながら打った、
藁人形が風呂のタイルに刺さっていた。
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