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ようやくエージェント スパイ・スミスはスイッチが入り、レンダーに状況を報告する気になる。
「こちらエージェント スパイ・スミス、状況を報告する。 取引所定時間まで後8分・・・、図書館前に末端メンバーはいるが、相手は来ていない。 恐らく、エージェント レンダー、君の待機場所から相手は通る。 そこを・・・」
『襲って、顔と声質を頂く。 そのデータをスパイスに転送し、お前は3Dプリンターを使い、マスクを作り、末端メンバーから、リストを入手って訳だ』
レンダーに肝心なところの台詞を奪われたが、そうこうしている間に5分前になった。
エージェント スパイ・スミスはレンダーの待機している方角を双眼鏡で覗く。
すると、黒のトレンチコートを来た男?が末端メンバーのいる図書館前に歩いてきているではないか。
「こちらエージェント スパイ・スミス。 目標発見。 レンダー、後23秒でそちらの前を通過する」
『こちらレンダー、了解』
通信は短く切られ、後はエージェント レンダーを見守るしかない。
エージェント スパイ・スミスが動くのはそこからだ。
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