ラブレター

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「ねぇ亜矢、あたし喫茶の準備長引きそうで、掃除行くの遅れちゃう。で、副班長に…」 「あー、裕平くんに、みきが遅れることと好きだって伝えておけばいいのね、OK!」 「後のは余計だってばー!」 「うそうそ、ちょっと匂わすくらい?」 亜矢はとても楽しそうだ。 まぁ、あたしたちに残された時間が本当に少なくて、それでもなおうじうじしているあたしを見かねて、発破をかけてくれているのだろう。
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