第1章

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「連れて行ってくれ」 「いいんですか?」 「あぁ、頼む」 「本当にいいんですか?」 「生きる理由知りたいんだ頼む」 「分かりました。貴方がそこまで望むのなら連れて行ってあげましょう」 「ありがとう。じゃあ連れて行ってくれ」 「それじゃあ少し後ろに下がって頂いてよろしいでしょうか」 男は、俺を後ろに下げ、手に持っている杖を上に放り投げた。 杖が地面に落ちると目の前に扉が現れた。現実とは、思えないことが目の前で起こった。 「なんだよこれ」 「扉でございます」 「そんなの分かってるんだよ。なんでここにに扉があるんだよ」 「それは、貴方が今から旅をする場所に行く為です」 「俺の聞いている質問と違う答えをだすなよ」 「貴方は、これからこの扉の向こう側の世界で旅をしてもらいます」 「俺の話聞けよ」 「さぁ、扉の前の立ってください」 「もう、分かったよ」
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