第1章

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男は、途中から俺の質問に答えなくなり扉の説明だけをした。 呆れた俺は、男の言うことに従った。 扉の前でこの向こう側で何か人生の意味の答えを知ることができるのかと思い、なんだか興味が出てきた。 「松谷和樹さん。準備は、よろしいでしょうか」 「準備は、大丈夫だよ」 「それでは、貴方を旅にお連れします。どうぞ扉の中へ」 扉の中に入った。すると急に目の前が真っ暗になった。 少しの間その状態が続いた。やっと暗闇に光が差してきたのが分かった。 そして辺りの様子もぼんやりと分かるようになってきた。 だんだんと目と意識がはっきりして周りを見渡すとそこには、信じがたい景色があった。
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