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『なに。お父さん』
『今度一緒にタイムトラベルしないか』
『え? うん。どうして?』
『聞いて欲しい話があるんだよ』
『今言えばいいでしょ』
『そうだけど、小夜が苛々してるから話せない』
『ふーん。大変だね』
「コハルは私が見るから、さっさと食べて」
苛々しながらカレーをテーブルに置く小夜を目の隅に捉えながら、コハルに言う。
『ほらな』
『本当』
俺達はクスリと笑い、そして俺はベッドから離れるとカレーを食べにリビングに向かった。1LDKとはいえ、子育てをするには狭いし、早く一軒家が欲しい。
「コハルの事、最近やたら構うし好きだよね?」
小夜は俺の向かいに座り言った。
いつもなら、コハルが心配だからと言ってすぐに行ってしまうけれど、今日は違うらしい。
嬉しいやら、困るやら。
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