3 ✨プラチナのペンダント

1/2
8人が本棚に入れています
本棚に追加
/36ページ

3 ✨プラチナのペンダント

  この時期になると思い出す…… その頃僕には、五歳下の付き合ってる彼女がいた。 ショートにした髪がとても似合う、少しガサツな所もあるんだけれど、馬鹿みたいに正直なその子が僕は大好きだった。   一緒に過ごす、最初のX'mas…彼女の誕生日がイヴにとても近かった事もあって、僕は柄にもなくプレゼントを奮発しようと心に決めていた。 「プレゼント、何がいい?たいした物は買えないけどさ」 「そんなの、イイわよ本当に。。」 「聞かずに買おうと思ってたんだけど、、どうせなら欲しい物がいいかなって。どんな物でも嬉しいとか、言わないでくれよな」 …彼女は少し考えて、小さな口を開いた。 「贅沢言っていいなら、プラチナのペンダントが欲しいな。最近自分で買おうと思ってたから」
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!