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5 🍸告白された…でも…
…彼女は友人の恋人だった。 もちろん、こっそりどうこうなってたってワケじゃない。。それは僕が生活する上で、最もルール違反と位置付けている行動のひとつだし。
「返事は今すぐじゃなくていいの。待つわ」
…僕に少しでもソノ気がなかったのなら待つまでもなく、悩むまでもなく、答えはノーなんだけど…前から意識していなかったと言えば嘘になる。。自分に正直に生きるのも、ぼくのルールのひとつだった。
「僕が…受け入れたとしたら…彼に何て言うの?」
「それはあなたに言うべき事じゃないわ」
「そうもいかない。少なくとも彼だけには」
「同じよ。私はもう口にした訳だし」
…少し考えた後、僕はバーボンソーダを一息に飲み干し、答えた。
「オーケイ。…ルールを変えるとしよう」
彼女は100%の微笑みでうなづいた。
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